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Ambassador Interview

新しい発想を生む、チドの「思考の質を変える心地よさ」

2025年9月18日OfficialLeMouton







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鏡に映る自分の姿を見て、ため息をついたことがある人、手を挙げて!🖐
もし今、手を挙げた方がいるなら…
「ボディポジティブ」を始めるタイミングです。

鏡を見ながら他人と比べたり、体重計の数字が増えているのを見て昨日の夕食を後悔したり、
毎日ダイエットにとらわれた経験はありませんか?

でも実は、「痩せた身体」と「美しい身体」はイコールではありません。
そして「ダイエット成功」=「幸せ」でもないのです。

痩せるために今の自分の身体を否定するのではなく、
自然な自分の体を見つめ直し、さらに今のままでも十分に愛おしい自分自身と向き合うこと。
それが「ボディポジティブ」です。

ルムトン アンバサダーの「チド」さんと一緒に、
ボディポジティブを通じて身体だけでなく、心の安らぎまで見つけてみませんか?

まだ誰も歩んでいない道を切り開くチドさんの「ボディポジティブ」から「歩行瞑想」のお話まで。
あなたの日常を変えるかもしれない、ポジティブ全開のインタビューを今からお届けします!







Q. はじめまして。簡単に自己紹介をお願いします!

こんにちは!
私はボディポジティブ活動家であり、
韓国初のナチュラルサイズモデル「チド」です。

最近はソーシャルクルー「ホモ・ルーデンス・クラブ」を運営し、
人々と一緒にさまざまな活動を企画しています。

そのほかにも、作家やYouTuberなど幅広く活動中です。
どうぞよろしくお願いします!😎

Q. さまざまな活動をされていますが、その活動の基盤となっているものは何でしょうか?

「ボディポジティブ」だと思います!

自分の体を健康的に、正しく見つめる「ボディポジティブ」を、
多くの人に伝えるために、さまざまな活動を行っています。

かつては極端な外見至上主義者だった私が、どのようにダイエットをやめたのか、
そしてそのときどんな気持ちだったのかを経験として共有したり、
ごく普通の人たちのための「サイズ差別のないファッションショー」のようなコンテンツを企画し、多くの方々と一緒に取り組んできました。

この考えに共感してくださった大手SPAアパレルブランドとのご縁で、
「私たちの体に近いリアルサイズのマネキン」を制作する機会もありました。

無条件に痩せた体を目指して、自分の体の欠点ばかりに目を向け、
自分自身を嫌悪しながら生きる必要はありませんよね。

かつて私がその枠から抜け出したように、
苦しんでいる多くの方々に少しでも励ましになればと願い、活動を続けています。







Q. ご自身でも「極端な外見至上主義者だった」と認めるほどですが、ボディポジティブを始めたきっかけは何でしたか?

私が子どもの頃、極度の摂食障害にまで陥るほど
ダイエットをしてしまった理由の一つが、
「モデルになりたい」という思いでした。

だから、外見を完璧に仕上げなければならないという思いにとらわれることが多く、
その強迫的な考えがどんどん強くなるにつれ、ただ「痩せて美しい体」を作らなければ、
自分の好きな服を着たり、行きたい場所に行ったり、やりたいことをすることもできない。
そのとき初めて、本当の自分の人生が始まるのだと錯覚していたように思います。

そうして摂食障害にまで至って初めて、
「私は一体何をしているのだろう?」と自分に問いかけました。
振り返ると、私の日常はダイエットでいっぱいでした。
「食べたい」 ↔ 「食べてはいけない」
「運動しなきゃ」 ↔ 「運動したくない」
そんな思いが毎日繰り返され、何をしても太るのではないかという不安に支配されている自分に気づきました。

いつも自分の足りない部分ばかりを見て、変えようと必死になっていた自分を振り返り、
「まずは自分の味方になろう」と思えるようになりました。

こうして、私はボディポジティブへの一歩を踏み出すことができたのです。







Q. でも、ボディポジティブ、つまり自分の体を自分で愛することは、
簡単そうに見えて、意外と難しいものですよね。

そうですね!

多くの人は「ボディポジティブ」と聞くと、まず「あるがままの自分を愛しなさい」という言葉を思い浮かべます。
しかし、実際にそれを実践するのはとても難しいことです。

私たちはこれまで、多くの外見評価を受け、自分の欠点を補うために生きてきました。
その欠点を補いきれず、つい自分を無視してしまうこともあります。
極端な場合には、過食嘔吐や拒食症・過食症などの摂食障害を引き起こすこともあります。

私自身も、ダイエットをやめるのは本当に大変でした。
「太るかも」という恐怖が強かったのです。

こうした環境で生きてきた私たちにとって、突然自分を愛することは本当に難しいのです。

だから私は、ボディポジティブの始まりは「勇気」だと思っています。
つまり、「自分の体に勇気を出して向き合うこと」から始まるのです。

嫌いでも、好きでも、それが自分の体。
無視せずに、まずは自分の身体サイズを測ってみることから始めましょう。
そうすることで、自分に合う服を見つけ、「今日の服、いい感じ!」と外に出れば、自信も生まれます。

こうして少しずつ自分に向き合い、一歩ずつ前進するだけでも、
多くのことが変わり始め、人生まで変わっていくでしょう。







Q. そうやって一歩ずつ前進されながら、韓国初のナチュラルサイズモデルにもなられたんですね。
初めての挑戦だっただけに、大変だったと思いますが、
どのようなきっかけで挑戦されることになったのですか?

ボディポジティブを通じて自分自身を受け入れるようになったことで、
夢だった「モデル」の道に再び戻ることができました。
ただ諦めるのではなく、「今の自分の体でもできるモデルはないだろうか?」という問いを持つようになったんです。

その後、徐々に増えつつあった「プラスサイズモデル」の存在を知り、
あちこち応募もたくさんしました。

ところが驚いたのは、プラスサイズモデルの業界では、
多くの方から「インパクトのある体重ではない」「もっと体重を増やせますか?」と聞かれたことです。
「やりたいことをするためには、また自分の体を変えなければならないのか」と思ったときに、海外で「ナチュラルサイズモデル」というものを知りました。

さらに韓国の情報を調べてみると、韓国にはナチュラルサイズモデルや
関連するものがほとんど存在していないことに気づいたんです。







前例が全くなかったので、「何をどうすればいいのか」と不安に思い、友人に相談しました。

すると友人はこう言ったんです。
「あなたが最初にやればいいじゃん。やってみなよ。」

このシンプルな一言が、挑戦のきっかけとなりました!

SNSのハッシュタグでも発信し、ナチュラルサイズモデルとして書類応募を行い、
馴染みのない概念を広めるために、YouTubeでLOOKBOOKやさまざまなコンテンツにも挑戦しました。

こうして少しずつ挑戦を重ねてきた活動が、今につながっているのだと思います。







Q. これだけ多彩な活動を続けていらっしゃる中で、
やはりつらいと感じる瞬間や大変な時もあるのではないでしょうか。

そうですね。

特に、私たちの社会はまだ身体に対して非常に厳しいと感じます。
「勉強には努力してもできないことがある。才能も大切だ」とは言われますが、
身体に関しては「怠けているからだ、やればできる」と片づけられてしまうことがとても多いのです。

そのため、ボディポジティブやナチュラルサイズモデルの話をすると、
「怠けているだけだ」「自分を正当化している」といった偏見に満ちた言葉を浴びることもあります。

今では慣れて笑って受け流せますが、そうした偏見に直面するたびに、やはり心が疲れてしまうこともあります。

また、YouTuberとしてメインで活動していた時期には、
再生回数や登録者数といった数字にとらわれてしまい、
次第に自分自身がつらくなっていくのを感じました。

その結果、燃え尽き症候群のようになってしまい、1年間ほどは自分に休息を与え、
心の安らぎを取り戻す時間を持ちました。

その間に瞑想指導者の資格も取得し、
心の安らぎについて深く学ぶことができました。







Q. 一般の方でも取り入れやすく、心の安らぎを感じられるような
瞑想のコツがあればぜひ教えていただけますか?

最初に始めるときは、「頭の中を空っぽにする」というのはとても難しいものです。
無理に空にしようとすると、かえって明日への不安や昨日への後悔といった思いが浮かんでしまいますよね。

そこでおすすめなのが、「今、この瞬間に自分の体の感覚を戻してあげること」です。

余計な考えはひとまず脇に置き、今ここで感じられる感覚に意識を向けてみてください。
鼻先をかすめる風、ほのかに漂う香り、その場の温度……。
こうした感覚を感じながら、少しずつ練習していくのが良いでしょう。

もし、じっと座って集中するのが難しいと感じる方々は、「歩く瞑想」もおすすめです。

Q. 歩く瞑想は、どうやって行えばよいですか?

実は、それほど大げさなことではないんです😉
歩くことは、私たちが日常で自然に行っている活動のひとつですよね。

その自然な歩行の中で、先ほどと同じように「今この瞬間」に自分の感覚を意識してみてください。
足が地面に触れる感覚、かかとから土踏まず、つま先まで、一歩一歩の足の感覚を丁寧に感じてみましょう。

そして、ゆっくりと目に映る景色や、歩くときの風、耳に入る音楽など、今この瞬間にあるものに意識を向けてみてください。

あまり長い時間をかける必要はありません。1分でも、5分でも大丈夫です。
「やらなきゃ」というプレッシャーを感じると、かえって頭がいっぱいになってしまいます。

なので、「気分転換に外に出よう」というくらいの気持ちで、気軽に歩いてみてください。







Q. ルムトンを履いて歩く瞑想を試したことはありますか?

もちろんです!
ルムトンとのご縁は2019年のYouTube動画にも残っているので、もう4年前からですね。
その頃から履き心地が良くて、よく履いていました。

特に、歩く瞑想においてルムトンが良い理由は、
歩いている瞬間の足の感覚をしっかり感じるには、素足で歩くのが一番ですが、
都会の真ん中で素足で歩くのは逆に足の健康によくないこともあります。
しかしルムトンは、他の靴と比べて素足で履いても柔らかく、蒸れにくいのでとても快適です。

不快な靴で歩く瞑想をすると、素足で履いたときの硬さや、
歩くうちに生じる足の圧迫感など、どうしても“不快な感覚”に意識が向いてしまいます。

その点、ルムトンは柔らかい感触や快適さ、足の動きなど、
“心地よい感覚”に集中できるのでおすすめです。
こうして心地よい感覚を感じることで、
自然とネガティブな思考も少しずつポジティブに変わり、
思考のスイッチも切り替わるでしょう。







Q. ルムトンと歩く瞑想で、心の安らぎまで手に入れられそうですね。

そうですね!足取りが快適だと、心まで楽になりますよね。

もちろん、瞑想だけでなく日常生活でもルムトンは大いに役立っています。

私は活動の幅が広く、移動がかなり多いんです。
その移動の中で得られるのがインスピレーションや気づきですが、
もし歩きにくかったり不快だと、気づきも減り、足に気を取られてしまいます。

そうなると「考えの質」が変わってしまいます!
不快さに気を取られると、本来集中すべきことに頭を使えません。
しかし、快適であれば、本来考えるべきことに集中できます。

ルムトンを履いている間は、思考や時間の質が変わるんです。

他の靴だと疲れて帰宅すると、1日の振り返りや整理をする余力もなく、すぐに横になってしまいます。
しかし、ルムトンならそうならず、帰宅後も1日を整理するエネルギーが残ります。

だから、私はルムトンをよく履いています。







Q. チドさんの多様な活動にルムトンがご一緒できて嬉しいです!
今後はどのような活動を予定されていますか?

今はソーシャルクルー「ホモ・ルーデンス・クラブ」を引率しています。
このクラブは「ホモ・ルーデンス」、つまり「遊ぶ人間」という名前の通り、
さまざまな人々と一緒に楽しく、自分がやりたいことを共に実践する場にしていこうと思っています。

まずは「バケットリスト」をテーマに活動していますが、
ここでいうバケットリストは大げさなものではなく、
「自分ができる人生の目標」を具体化し、1日1日無理なく積み重ねて達成していくスタイルです。

細かい部分については、自分の人生で実際に実践し、成果を出してきた方法を共有しており、
多くの方がしっかりついてきてくださることに感謝すると同時に、非常に期待しています。

自分の人生から生まれた方法で、
他の人がどこまで変われるのかを直接見ることができるので、
本当にやりがいがあります。😆

その他にも、青少年にボディポジティブを伝えるために、『親愛なる私の体へ』という本を出版しました。

私自身も子どもの頃、とても辛い思いをしましたが、
今この瞬間、私のように苦しんでいたり、自分の体を嫌悪している人々がいるなら、
自分の体と正しく向き合う方法をぜひ伝えたいと思っています。







Q. 最後に、ルムトンを一言で表すとしたら?

「なくてはならない靴」

私にとって本当になくてはならない靴です!
さまざまな活動を共にしていて、先ほどもお話しした通り、
ルムトンを履いている間は、自分の思考や時間の質が変わるのを感じます。